スタッフを守るためにリーダーが決めるべきルール
お客様を大切にすることと、スタッフを守ることは両立できます
「お客様だから仕方がない」
「少し我慢すれば済むことだから」
そんな考え方を続けていると、スタッフは心身ともに疲弊し、離職につながることがあります。
飲食店では、お客様への接客が仕事です。しかし、暴言や理不尽な要求まで受け入れる必要はありません。
スタッフが安心して働ける職場をつくることも、リーダーの大切な役割です。
今回は、飲食店で取り組みたいカスタマーハラスメント対策についてお伝えします。
カスタマーハラスメントは「個人の問題」ではありません
カスタマーハラスメントが発生すると、多くの店舗では現場スタッフが一人で対応しています。
・店長が不在だった
・誰に相談してよいかわからない
・「お客様だから」と我慢してしまった
このような状況では、スタッフの負担だけが大きくなります。
問題なのは、スタッフの対応力ではなく、「店舗としての対応ルール」が決まっていないことです。
ポイント:
カスタマーハラスメント対策は、スタッフ教育ではなく「仕組みづくり」です
理由:対応方法が決まっていないと、人によって判断が変わります。
・最後まで一人で対応する人
・すぐ店長を呼ぶ人
・断れずに要求を受け入れてしまう人
対応がバラバラになることで、お客様とのトラブルがさらに大きくなることもあります。
具体例:
「大声で怒鳴られたら責任者へ交代する」
「同じ要求が続く場合は店長が対応する」
「身体的な危険を感じたら警察へ相談する」
など、あらかじめ基準を決めておくだけでも、スタッフは安心して行動できます。
まとめ
カスタマーハラスメント対策は、お客様を排除するためのものではありません。
スタッフが安心して働ける環境を整え、店舗全体で適切に対応するための仕組みです。
人が辞めない職場には、スタッフを守るルールがあります。
「困ったら相談できる」
「一人で抱え込まなくていい」
そんな安心感が、働きやすい職場をつくります。
行動チェックリスト
□ カスタマーハラスメントの対応ルールは決まっていますか?
□ 責任者へ引き継ぐ基準は明確ですか?
□ スタッフ全員が対応方法を理解していますか?
□ ケーススタディや研修を実施していますか?
□ 「スタッフを守る」という方針を全員に伝えていますか?
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【筆者紹介】
徳王 美紀(とくおう みき)
飲食店専門 現場改善コンサルタント
飲食店を中心に、HACCP・5S・環境整備・従業員教育を通して、働きやすく、生産性と品質の向上につながる現場改善を支援しています。
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