注意より仕組みが現場を変える
「何回言えば分かるの?」
飲食店の現場では、同じ注意を何度も繰り返している店があります。
・片づけて
・補充して
・掃除して
・手を洗って
・元に戻して

リーダーは「何度言っても変わらない」と感じています。
しかし、人が辞めない店では、毎日注意をしているわけではありません。
その違いは、「人」を変えようとしているか、「仕組み」を作っているかです。
今回は、人が辞めない飲食店が実践している仕組みづくりをご紹介します。
理由① 年間で「やること」が決まっている
💡ポイント
優秀な店ほど、改善は思いつきではありません。
その理由👉 「汚れたから掃除する」「困ったから整理する」
これでは、いつまでも場当たり的になります。
人が辞めない店では、一年間でやる改善をあらかじめ決めています。
例えば、
・冷蔵庫の大掃除
・ストック品の見直し
・厨房レイアウトの確認
・マニュアルの更新
・備品の棚卸し
・新人教育の見直し
年間計画があることで、「忙しいからできなかった」が減ります。
理由② 毎月・毎週・毎日のルールがある
💡ポイント
「時間がある時にやる」は、ほとんど実行されません。
その理由👉 人が辞めない店では、改善する時間まで決めています。
例えば、※極一部でいうと
【毎月】
・消耗品の在庫確認
・冷蔵庫内の整理
・5Sチェック
【毎週(〇曜日)】
・厨房の定位置確認
・衛生チェック
・冷凍庫整理
・改善ミーティング10分
【毎日】
開店前
・定位置確認
・補充確認
・温度確認
営業中
・アイドルタイムに補充
・ゴミ回収
・調味料補充
閉店後
・リセット清掃
・翌日の準備
・不足品確認
このように時間で区切ることで、「誰がやるか」ではなく、「この時間にやる」へ変わります。

理由③ 注意ではなく「見える仕組み」を作る
💡ポイント
注意を減らすには、見なくても分かる環境が必要です。
その理由👉 例えば、
・写真で定位置を表示
・ラベル表示
・補充ラインを付ける
・チェックリスト
・色分け
・数量表示
これらはすべて、スタッフに注意する代わりに、環境が教えてくれる仕組みです。
すると、「片づけて」と言わなくても、自然と元に戻せるようになります。

まとめ
人が辞めない店は、スタッフが優秀だからではありません。
リーダーが、「注意しなくても動ける環境」を作っています。
整理整頓も、環境整備も、人材育成も、すべて仕組みづくりです。
人を変えようとする前に、現場の仕組みを一つ見直してみませんか。
苦手だな~という方は、ご相談ください!
問題解決のサポートをいたします。

今日からできるチェックリスト
□ 年間で改善計画を立てている
□ 毎月行う改善が決まっている
□ 毎週行う環境整備がある
□ アイドルタイムの役割が決まっている
□ 開店前・閉店後のチェックリストがある
□ 定位置や補充方法が見える化されている
□ 同じ注意を毎週繰り返していない
職場改善・従業員教育でお困りの方へ
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【筆者紹介】
飲食店専門、現場改善コンサルタント:徳王美紀(とくおうみき)
整理整頓・環境整備・HACCP・従業員教育を通じて、飲食店の現場改善を支援しています。
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