主に製造業で導入されていることが多い3S活動です。
「整理、整頓、清掃」の3つを安全のために掲げ、さまざまな現場で取り入れられています。
一方、「清潔、習慣」を加えた「整理、整頓、清掃、清潔、習慣」5つを掲げたものが5S活動です。
3Sは、5Sの基本
3S活動や5S活動というと製造業の現場で行われる取り組みというイメージを持っている人も少なくありませんが、
これらの活動は、どのような業界、業種でも意義のある活動です。
特に大切な「整理」活動
1)コスト削減 2)業務の効率化 3)安全で快適な職場づくり には欠かせません。
画像は、備品庫の整理作業です。
溜りに溜まったモノを「全だし」し、紙1枚から、ネジ1本迄本当に必要なのか徹底的に見極めていきます。
この活動を疎かにすると「リバウンド」が待っています。
かけた時間、労力が水の泡となります。
「整頓」活動
誰でもすぐに置き場所がわかるような状態、ラベリングすることは、「使う・戻す」の一連の動作をしやすくなります。
また、きちんと整頓して保管されていると、在庫数を把握しやすく、無駄な購入を減らせてコスト削減も繋がります。
さらに、紛失も防ぎやすく、無駄に重複買いを防ぐことができます。
「清掃」活動
「清掃」とは、職場内をきれいな状態にすることです。
ゴミやホコリ、汚れなどがないように清潔に保つことは、衛生面だけではなく、従業員の精神面においても大事なポイントです。
飲食業においては、この清掃は他の役割もあります。
掃除の際に、ヒビや欠けが無いか?部品が取れていないか?など点検の役割もします。
些細なことに気づけば、異物混入になる手前で防ぐことができます。
また、残渣のない洗浄を心がけ、さらに「殺菌」で菌を殺す、除菌することも含まれています。
工場のように、ほうきでゴミを集めるこ掃除ではなく、「衛生的な」清掃が必要です。
まとめ
まずは3Sを徹底することで、おのずと職場は「清潔」になり、従業員の「しつけ」となります。
重要なのはSの数ではなく、日々実践継続することです。
5S活動の基本は、3S活動です。
そのため、整理、整頓、清掃の順で3S活動をしっかりと実行してから、残りの2Sへと進みます。
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